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物心つく前から、絵を描くことは呼吸をするように自然な行為でした。
3歳から通い始めた絵画教室で絵の楽しさを学び、夢中で描き続けました。

最初はただ楽しかったから。

でも描くうちに、絵には自分自身が現れていることに気づきました。
私の中に抱えている悲しみや、孤独、愛を追い求める強い渇望。
そして臆病さ。
それはどんな女性の中にもある弱い一面です。

でも、女性性の持つしなやかな強さ、優しさ、受容性は、それらを乗り越えていく力だと思っています。

悲しみも孤独も、否定されるものでは無い。
それらを抱えていても、女性は美しく、誇り高く咲き誇ることが出来る。
幾度の冬を越えても、何度でも美しく咲く花のように。

そんな女性に憧れ、女性像を描き続けています。

 

『女性性』と『再生』

それが私の描く絵のテーマです。

そして水彩画の柔らかさ、コントロールしきれない水の流れは、女性性を現すのにぴったりの画材だと感じています。

 

 

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